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竪穴系横口石室を備えた犬鳴川最大の円墳・竹原八幡塚古墳

最終更新日:2018年3月2日

 

竹原八幡塚古墳概要

 

ふりがな たけはらはちまんづかこふん
住所 福岡県宮若市竹原

史跡・文化財指定
現況 古墳
築造時期 5世紀後半 (現地説明板)

 

墳丘

 

形状 前方後円墳 前方後方墳 円墳 方墳 上円下方墳 八角墳
築成 1段 2段 3段 4段 5段 (現地説明板)
造出 あり なし
規模 35m (現地説明板)
墳丘高 6.5m (現地説明板)
葺石 あり なし 不明 (『宗像地域の古墳』)
埴輪 あり なし 不明 (現地説明板)
登頂 可能 不可能

 

埋葬主体

 

掘削 竪穴系横口式石室
石室/槨 不明
遺物 鉄剣・鉄刀・鉄鏃・馬具など (現地説明板)
見学 可能 不可能

 

周溝

 

 あり

 

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第1回 探訪記録

 

探訪年月日 2017年8月20日(日)
天候 晴れ
探訪ルート 八幡塚古墳 → 竹原古墳 → 宗像大社辺津宮 → 宗像大社神宝館 → 海の道むなかた館 → 鎮國寺 → 桜京古墳 → 宗像大社中津宮 → 御岳山展望台(御岳宮) → 沖津宮遙拝所 → 安昌院(安倍宗任の墓) → 織幡宮

 

古墳も偶然に見つかると嬉しい

 

 8時過ぎ、本日の探訪に出発!

 

HOTEL ACTIVE!

写真1 HOTEL ACTIVE!

 

 まずは宮若市にある竹原古墳を目指します。

 

 高速道路を走り、宮若ICを降りるとき、看板に「宮若 若宮」と書いてあるのが見えました。

 

 宮若なのか若宮なのかはっきりしてくれー!

 

 現在の宮若市は平成18年に宮田町と若宮町が合併してできたんですね。

 

 双方の頭文字を取って「宮若市」です。

 

 ややこしい・・・

 

 ナビに脳を支配されながら巡行していると、高架線沿いの道路脇に墳丘らしきものが現れました。

 

八幡塚古墳

写真2 八幡塚古墳

 

 これは古墳に間違いないだろう・・・

 

 説明板も立っています。

 

 路駐して説明板のもとに走り寄ります。

 

八幡塚古墳説明板

写真3 八幡塚古墳説明板

 

 八幡塚古墳か。

 

 そういえば、地図にプロットしてあったなあ。

 

 というわけで、本日のファースト古墳は、5世紀後半ごろに築造された、直径35mの円墳である八幡塚古墳です。

 

八幡塚古墳

写真4 八幡塚古墳

 

 八幡塚古墳の位置はこちらを参照してください。

 

 

 上の説明板に「竪穴系横口式石室」という言葉が出てきましたが、3世紀に古墳が築造され始めた頃は竪穴式石室だったのが、5世紀には朝鮮半島から横穴式石室が入ってきて、東国では6世紀から造られ始めます。

 

 竪穴系横口式石室というのは、竪穴式から横穴式へ変化する際の過渡期の石室で九州に多く見られ、中国地方にも少しあります。

 

 ちょうど福岡市博物館に鋤崎(すきざき)古墳の竪穴系横口式石室の復元模型がありますので、それをお見せしながら簡単にご説明します。

 

 まず、棺を納める玄室は横穴式石室と同じようになっており、壁面に出入口があるのも同じですね。

 

 

 この出入口を外側から見てみます。

 

 

 竪穴系横口式石室の特徴は石室と墳丘外部との連絡手段です。

 

 普通の横穴式石室の場合は横方向(水平方向)に通路(羨道)が造られて外部との出入口が設けられますが、竪穴系の場合はここまで竪方向の穴で接続されているのです。

 

 この図の赤色の矢印を見ると分かると思います。

 

 

 こういった過渡期を経て、横穴式石室と変化していくわけですね。

 

 なお、鋤崎古墳は福岡市西区今宿青木に所在する全長62mの前方後円墳です。

 

 3段築成で、葺石と埴輪列が確認されており、石室の構造はこのようになっていました。

 

 

 鋤崎古墳は5世紀初頭の築造で八幡塚古墳は5世紀後半ということなので、それほど時間差は無いので、八幡塚古墳の石室はだいたい上のような感じだったとイメージして良いかなと思います。

 

 ところで、ここでハプニング発生。

 

 今回の旅もいつも持ち歩いているPENTAXの「K-x」というデジイチを持ってきたのですが、先日埼玉古墳群を探訪した時、午後から調子が悪くなり、撮影ができなくなりました。

 

 挙動が以前も経験したのと同じで、その時は自然と治ったので今回の旅でも特に気にせず持ってきたのですが、もう完全なる故障状態になってしまったようです。

 

 仕方ないので、今日はサブ機であるCanonのコンデジを使います。

 

 ただ、このコンデジも充電が持つのは一日なんですよね。

 

 充電器は持ってきていないので、明日はヤバいなあと思いますが、ひとまず今日を一日楽しむことにします。

 

 というわけで、本来の目的地である竹原古墳を目指します。

 

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八幡塚古墳

竹原古墳

 

 

【参考資料】

  • 現地説明板
  • 『宗像地域の古墳』 宗像考古研究会/編 2017年
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