◆日本史大戦略◆ 西関東・北東北の史跡を踏査し歴史を考察!

鐵砲洲稲荷神社

最終更新日:2016年12月21日

 

鐵砲洲稲荷神社概要

 

ふりがな てっぽうずいなりじんじゃ
別名
住所 東京都中央区湊1-6-7

創建 承和8年(841)
創建者 地元の人たち
史跡・文化財指定
祭神
  • 稚産霊命(わくむすびのみこと)
  • 豊受比売命(とようけひめのみこと)
  • 宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)
境内神社
  • 八幡神社
  • 新富稲荷神社
  • 浅間神社
公式サイト http://www.teppozujinja.or.jp/

 

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第1回 探訪記録

 

探訪年月日 2011年8月29日(月)
天候 晴れ
探訪ルート 将門塚 → 江戸城常盤橋門 → 常盤稲荷神社 → 椙森神社 → 鎧橋 → 兜神社 → 鐵砲洲稲荷神社
同道者 なし

 

 兜神社を出て、茅場町を南下します。

 

ついに脚をつった!

 

 時刻は12時半なので、近辺のビジネスマンやビジネスウーマンがランチに向かい、どの飲食店も繁盛しているようです。

 

 しかし店は混んでいるようですが、通りを歩いているビジネスマンやビジネスウーマンの姿は微妙に少ないような感じがします。

 

 気のせいでしょうか。

 

 そんなことを思いながら、茅場町から八丁堀に入った頃、左脚のひざの裏に「ピリッ」と痛みが走りました。

 

 あー、異常感知だ!

 

 今日は久しぶりに歩いているので、やはり身体がおかしくなっているみたいです。

 

 不安な状態で歩き続けていると、今度は左脚のふくらはぎがつりました。

 

 痛ーっ!!

 

 歩行速度は今日はかなり遅めにしていますが、脚がつったため、さらに低速度に移行します。

 

 半ば、脚を引きずる感じ。

 

 今日はまだ2時間も歩いていないぞ!

 

 新富に入って最初の信号を左折、東に向かいます。

 

 ここで、水分補給。

 

 自販機で水を購入しました。

 

 幾分元気を取り戻してまた歩き出し、南側の路地に入ると鉄砲洲児童公園があり、公園から道路を挟んだ北側に神社の社地が見えてきました。

 

 鐵砲洲稲荷神社(てっぽうずいなりじんじゃ)です。

 

 側面から正面に回り込みます。

 

鐵砲洲稲荷神社鳥居

写真1 鐵砲洲稲荷神社鳥居

 

 鐵砲洲稲荷神社の物理的規模は、今日訪れた神社のなかで一番大きいです。

 

鐵砲洲稲荷神社拝殿

写真2 鐵砲洲稲荷神社拝殿

 

 神社のパワーは、社殿の大きさと比例するわけでは無いですが、やはりこれくらいの大きさの神社となると「神社だなあ」という感じがします。

 

鐵砲洲稲荷神社本殿覆屋

写真3 鐵砲洲稲荷神社本殿覆屋

 

 入口の説明板によると、鐵砲洲稲荷神社は承和8年(841)に地元の人たちが産土(うぶすな)の国魂神を「生成大神(いなりおおかみ)」として祀ったのが最初だといいます。

 

 その頃の具体的な社地は書いていませんが、現在鉄砲洲と呼ばれる土地(湊から明石町にかけて)は、往古は隅田川の河口の島であり、神様はもう少し西側にいたと思われます。

 

 その後、京橋のあたりに遷ります。

 

 説明板には、京橋のあたりの土地形成は天文年間(1532〜55)と書いてありますが、並べて大永年間(1521〜28)に京橋から海岸沿いに遷ったとも書いてあり、多少細かい来歴に関しては混乱しているようです。

 

 京橋に遷った神社は八丁堀稲荷神社と称しました。

 

 それから江戸湾の埋め立ても進行して、寛永元年(1624)に八丁堀と鉄砲洲が地続きとなり、現在地に遷ったようです。

 

 一番初めの社地がどこだったか気になりますが、鐵砲洲稲荷神社の神様は、京橋から鉄砲洲にかけてがその勢力範囲だと考えられます。

 

 この地域の産土神として、鉄砲洲稲荷神社はこれからも地元の人たちを護ってくれることでしょう。

 

 さて、今日は歩き始めの初日ということで、時刻は13時前と、まだ早いですが、脚もつったことですし、この辺で終了とします。

 

 今日めぐった歴史スポットの中で神社は4社あり、それらは全て中央区内でしたが、偶然なことにすべて稲荷神社(伏見稲荷)でした。

 

 稲荷神社は、宇迦之御霊神(倉稲魂神)を祀った神社で、京都の伏見稲荷大社を筆頭に全国に3万社あり、それ以外にも個人の屋敷などにも祀られており、総数が分からないほどメジャーな神様です。

 

 そんなメジャーな神様ではありますが、それでも4社めぐったうち、すべてが稲荷神社というのは大変興味深い事実です。

 

 江戸には「伊勢屋、稲荷に犬の糞」という言葉があり、江戸時代から稲荷神社は数多くあったようですが、東京と稲荷神社との結びつきの謎については、今後探究してみたいテーマであります。

 

 以上、本日は千代田区と中央区内の古代・中世にさかのぼる歴史スポットを見てきました。

 

 次回は、中央区の歴史を調べに、中央区立京橋図書館を訪れてみます

 

【参考資料】

  • 現地説明板
  • 『東京都神社名鑑 上巻』 東京都神社庁/編 1986年

 

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兜神社

鐵砲洲稲荷神社

【9月5日】
中央区立京橋図書館

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