「平将門の乱」時の武蔵介・源経基の居館跡と伝わる称名寺

最終更新日:2016年9月8日

 

称名寺概要

 

ふりがな しょうみょうじ
山号・院号 諸法山相承院
宗派 時宗
創建 天慶3年(941)起立、寛元3年(1245)開山
開山者・開基者 道阿一光上人
本尊 木造阿弥陀如来立像
住所 東京都府中市宮西町1-9-1

公式サイト http://syomyoji.or.jp/

 

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第1回 探訪記録

 

探訪データ

 

探訪年月日 2012年3月7日(火)
天候 曇り
探訪ルート 【2月28日】 馬場大門のケヤキ並木 → 多磨寺跡 → 大國魂神社
【3月7日】 武蔵国府八幡宮 → 武蔵国府跡 → ふるさと府中歴史館 → 称名寺
【3月30日】 高安寺 → 国鉄下河原線廃線跡 → 坪の宮 → 三千人塚 → 分倍河原古戦場跡 → 高倉塚古墳 → 天王塚古墳 → 首塚 → 高倉20号墳 → 延文之板碑出土之地 → 御嶽塚 → 武蔵府中熊野神社古墳 → 武蔵府中熊野神社古墳展示館

 

源経基の居館跡との伝承がある称名寺

 

 ふるさと府中歴史館の見学を終えた後は、平将門の乱のときに源経基が武蔵国の介(次官)として居館したという称名寺を訪れてみます。

 

 馬場大門のケヤキ並木を越えて、称名寺へやってきました。

 

称名寺三門

写真1 三門

 

 山号を諸法山といいます。

 

額

写真2 額

 

 称名寺は寺伝によると、寛元3年(1245)の開山ということですが、平将門の乱(939〜40)当時の武蔵介だった経基王の館があったといわれています。

 

 『新編武蔵風土記稿』「巻之九十二 多摩郡之四 府中領 本町」の「稱名寺」によると、相模の当麻無量光寺の末で、江戸時代には御朱印13石8斗の寺領を附されていました。

 

 寺伝では平将門の乱が終息したあとの天慶3年(941)に起立されたとありますが、『風土記稿』編さんの段階では、寺伝に平将門を追討するためにやってきた源経基が止宿したとあったようで、『風土記稿』の著者は、それが本当だとするとそれ以前から寺があったはずだが、証すべきものはないと記しています。

 

 現実的には、『風土記稿』の編さん段階で応永・嘉吉・文安・延文の年号の板碑があったようですが、称名寺の公式ホームページによると、現存するのは応永の板碑のみで、「応永一 四月廿日 徳阿弥親氏 世良田氏」と刻してあるそうです(ただし、非公開だそうです)。

 

 ただ、この世良田親氏、法名徳阿弥という名前は、ズバリ徳川家康の先祖の名前なので、その板碑が享和元年11月に発見された時は、かなりの大騒ぎになったようで、幕府からは出土地を生垣で囲って、板碑は寺が入念に保管するように指示がありました。

 

 しかし、まさか家康の先祖の墓がここにあるはずはないと、当時から疑いの目を持っていた人もいたようです。

 

 また『風土記稿』によると、往古は三井寺の碩学大道寺と唱えていたのを寛元のころに稱名寺と改めたと寺伝にあったようです。

 

称名寺本堂

写真3 本堂

 

 もちろん館跡の遺構はありませんが、国司の次官である「介」の居館がここにあったという説は面白いですね。

 

 高安寺は将門をやっつけた藤原秀郷の居館があったという伝承がありますが、府中にも平将門の乱に絡むスポットがあるのはとても興味深いです。

 

 さて、以上で本日の府中探訪はおしまいです。

 

 時刻は11時40分。

 

 府中駅南口に確か一昨年オープンした、辛味噌ラーメンの「かなで紅」には、行こうと思っていながらなかなかタイミングが合わず行けず仕舞でした。

 

 なので、今日は念願叶えて行ってみることにします。

 

 以前は「かなで」だった店内はほぼ満席です。

 

 しばらく待って出てきた「紅ラーメン」は、モヤシやキャベツ、それに豚バラ肉がモッサリ乗っかった、見るからにヴォリュームのあるラーメンです。

 

 おー、スープもいける。

 

 辛いのが大好きな私にとって、この辛いながらも味噌のコクのあるスープは天国です。

 

 麺も7種類の麺をランダムに入れてあり、いろいろな食感を楽しめていいですね。

 

 今日もまた〆はラーメンで、お腹一杯幸せ気分、楽しい歴史探訪でした。

 

 かなで紅は現在は北口に移転していますが、相変わらず「紅ラーメンは」は旨いです。

 

【参考資料】

  • 『新編武蔵風土記稿』「巻之九十二 多摩郡之四 府中領 本町」 昌平坂学問所/編 1830年
    ↑クリックすると「国立国会図書館デジタルコレクション」の当該ページへリンクします
  • 『武蔵名勝図会』 植田孟縉/著・片山迪夫/校訂 慶友社 1967年(原著は文政3年<1820>)
  • 『武蔵野歴史地理 第四冊』 高橋源一郎/著 有峰書店 1972年(原著は昭和3年<1928>)

 

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【3月30日】
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