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港区赤坂の地主神に会える神社・赤坂氷川神社

最終更新日:2016年12月21日

 

赤坂氷川神社概要

 

ふりがな あかさかひかわじんじゃ
通称
住所 東京都港区赤坂6-10-12

祭神
  • 素盞鳴尊(すさのおのみこと)
  • 奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)
  • 大己貴命 (おおなむちのみこと)
境内神社
  • 四合稲荷神社
  • 西行稲荷神社
創建 天暦5年(951)
創建者 不詳
史跡・文化財指定
公式サイト http://www.akasakahikawa.or.jp/

 

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第1回 探訪記録

 

探訪年月日 2011年9月22日(木)
天候 曇り
探訪ルート 東京都千代田区立四番町図書館 → 平河天満宮 → 日枝神社 → 今井城 → 赤坂氷川神社 → 久國神社
同道者 なし

 

 

 今井城跡から谷を挟んで反対側である南側の台地に向かいます。

 

 谷というのは、現在の東京メトロ千代田線の赤坂駅がある赤坂通りです。

 

 路地に入り、台地を登って行きます。

 

 氷川坂です。

 

 氷川坂を登りきる少し手前の右側に赤坂氷川神社の社地がありました。

 

赤坂氷川神社一の鳥居

写真1 赤坂氷川神社一の鳥居

 

 鳥居をくぐり右手を見ると四合(しあわせ)稲荷神社があります。

 

四合稲荷神社鳥居

写真2 四合稲荷神社鳥居

 

 四合稲荷神社の祭神は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)で以下の4社が合祀されています。

 

  • 古呂故(ころこ)稲荷(旧赤坂一ツ木2番地、古呂故天神社境内に鎮座)
  • 地頭(じぬし)稲荷(氷川神社遷座以前よりこの地に鎮座)
  • 本(もと)氷川稲荷(本氷川神社隣接、別当盛徳寺の地内に鎮座)
  • 玉川(たまがわ)稲荷(赤坂門外の御堀端、現弁慶橋のあたりに鎮座)

 

四合稲荷神社社殿

写真3 四合稲荷神社社殿

 

 4社が合祀されたので「四合」ということですが、それを「しあわせ(幸せ)」と読ませるところがなかなか素敵ですね。

 

 その横には西行稲荷神社があります。

 

西行稲荷神社

写真4 西行稲荷神社

 

 参道に戻り、石段を上がるとまた鳥居がありました。

 

赤坂氷川神社ニの鳥居

写真5 赤坂氷川神社ニの鳥居

 

 社殿は右手にあり、もうひとつ鳥居をくぐり、さらに門をくぐった先にあります。

 

鳥居の向こうに社殿が見える

写真6 鳥居の向こうに社殿が見える

 

 社殿です。

 

社殿

写真7 社殿

 

 赤坂氷川神社は元々は、村上天皇の天暦5年(951)に、武州豊島郡人次ヶ原(俗称・古呂故ヶ岡、現在の赤坂4丁目の一ツ木台地)に祀られたのが始まりといいます。

 

 治暦2年(1066)には旱魃のため祭事を始め、現在地には享保15年(1730)に遷ってきました。

 

 ちなみに境内には樹齢400年と伝わるイチョウの古木があります。

 

樹齢400年と伝わるイチョウの古木

写真8 樹齢400年と伝わるイチョウの古木

 

 私は植物のことは全然分からないのですが、こういった立派な古木と会うのが楽しみです。

 

 私は植物にも「心」のようなものがあると思っているので、長い間風雪に耐えてきた木は尊敬できますし、何か昔のことを自分に教えてくれるような気がするのです。

 

 このイチョウの木が生まれた頃は、まだこの地に赤坂氷川神社はなく、最初に参拝した四合稲荷に合祀されている地頭稲荷がありました。

 

 地頭稲荷は、もしかするとここ赤坂6丁目に古代から存在した元々の神であり、いつの頃からか稲荷神社になったのかもしれません。

 

 それが、氷川神社が遷ってきたことにより、境内神社になってしまったのですね。

 

 私はこの地頭稲荷のように、本来は社地の中心の祭神であったのが、そこに外来の神が来たことによって、摂社末社に落とされてしまった神に興味があります。

 

 古代・中世の赤坂6丁目に鎮座していた、氷川の神以前の神・・・

 

 そこにロマンを感じませんか?

 

 そしてまたもう一つ興味があるのは、古呂故(ころこ)稲荷です。

 

 古呂故稲荷は上述した通り、元々は旧赤坂一ツ木2番地にあった古呂故天神社境内に鎮座していた神社です。

 

 『港区史』によれば、「コロコ」あるいは「コロク」という言葉の起こりには諸説あり、地名とも再興者の名前とも、また仏教の第六天魔王の関係ともいわれますが(『港区史』が引く『望海毎談』、『江戸志』、『江戸砂子』)、『港区史』が言っているように、古呂故天神社は非常に古い神で、旧赤坂一ツ木(現在の赤坂4・5丁目)の元々の神だと思います。

 

 ただ、古呂故「稲荷」の方は、ここ赤坂氷川神社境内に遷ってきましたが、古呂故「天神」はどうなってしまったのか、それが気になります。

 

 さて、時刻はまだ15時過ぎですが、雨こそ降ってはおらずとも空は真っ暗、境内も非常に暗くなっています。

 

 今日は次に行く久國神社で最後にしましょう。

 

鳥居

写真9 鳥居

 

【参考資料】

  • 現地説明板
  • 『港区史 上巻』 港区/編 1960年
  • 『東京都神社名鑑 上巻』 東京都神社庁/編 1986年

 

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