◆日本史大戦略◆ 西関東・北東北の史跡を踏査し歴史を考察!

弥生時代について書かれた本のレビュー&おすすめ

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日本の歴史1 神話から歴史へ

 

井上光貞著

 

1973年10月10日

 

65年の初版から50年も読み継がれている古典的名著。時代を感じさせる記述も多いが、日本史の基本的な知識を抑えるためにはまずはこのシリーズを熟読してベースを作り、しかるのちに最新の本を読んでも遅くはないだろう

 

 

 

倭国 東アジア世界の中で

 

岡田英弘著

 

1977年10月25日

 

中国の史書をもとに古代の日本の姿を復元。邪馬台国の時代の倭国についても言及しており、出版年度は古いが、内容は今読んでも古さを感じず日本の古代史への理解が深まることは必至

 

 

 

中国正史日本伝(1) 新訂 魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝

 

石原道博編訳

 

1985年5月16日

 

タイトル通りの中国の史書の解説、訳注、原文を収めた本。日本の古代史を研究する上で手元に置いておくと重宝する

 

 

 

清張通史1 邪馬台国

 

松本清張著

 

1986年3月15日

 

古代史に詳しい推理小説家・松本清張が邪馬台国に関して論考した本。そのするどい視点から編み出された諸説は今なお色褪せていない

 

 

 

邪馬台国時代の東日本

 

国立歴史民俗博物館編

 

1991年11月5日

 

1990年11月に行われた第六回歴博フォーラム「邪馬台国時代の東日本」を編集しコラムを追加した本。邪馬台国時代の東海以東の様相の一端をうかがうことができる

 

 

考古学の散歩道

 

田中琢/佐原真著

 

1993年11月22日

 

考古学を通して現代を考えることをテーマにした歴史エッセイ。縄文時代や弥生時代と現代では通じるものがいくつもあることが面白い

 

 

日本の古代1 倭人の登場

 

森浩一編

 

1995年10月18日

 

日本古代史の通史の第1巻は倭人の世界を探究する。森浩一氏は本書の5章「「倭人伝」の地名と人名」を「魏志倭人伝」の地名や人名の読み方の研究の到達点と評価している

 

 

 

日本歴史大系【普及版】1 古代文明の形成

 

井上光貞/永原慶二/児玉幸多/大久保利謙編

 

1995年11月15日

 

山川出版社の通史。文面は堅いが、参考文献が多数示されているので、さらに詳しく知りたくなったらそれらの文献に当たることができ便利である。1巻では旧石器時代から推古天皇までを述べる

 

 

日本の誕生

 

吉田孝著

 

1997年6月20日

 

ヤマトを本拠とした「倭」はどのようにして「日本」になったのか。日本人なら一読すれば得るところが大きい本。邪馬台国に関しては「倭の女王と交易」という章を設けて論じている

 

 

 

古代史の論点4 権力と国家と戦争

 

都出比呂志/田中琢編

 

1998年3月20日

 

タイトル通り「権力と国家と戦争」をテーマに古代史や考古学の研究者たちが各々自論を展開。論じられる時代は縄文時代から壬申の乱まで

 

 

 

邪馬台国を知る事典

 

武光誠/山岸良二編

 

1999年4月20日

 

邪馬台国について網羅的に解説した本。出版は少し古いが、文献史学や考古学から見た邪馬台国の全体像をつかむには好適

 

 

 

邪馬台国と近代日本

 

千田稔著

 

2000年12月20日

 

白鳥庫吉と内藤湖南の邪馬台国論争には当時の日本の政治的背景が影響していた。韓国併合と邪馬台国論にはどのような関係があったのか?

 

 

 

関東における古墳出現期の変革

 

比田井克仁著

 

2001年7月5日

 

弥生時代末期の関東地方に流入する土器をもとに当時の関東地方の史的背景を復元する。論文なので土器の記述などは一般書よりマニアックな内容になっている

 

 

 

親魏倭王 増補新版

 

大庭脩著

 

2001年9月30日

 

当時の東アジア情勢を軸にして魏志倭人伝の世界を論考する。中国の官職である中郎将や校尉についても考察しているので『三国志』マニアなら読んでおきたい本

 

 

 

大阪大学新世紀セミナー 邪馬台国から大和政権へ

 

福永伸哉著

 

2001年10月20日

 

三角縁神獣鏡の研究で著名な著者が邪馬台国の時代の歴史について丁寧に解説

 

 

 

新北海道の古代2 続縄文・オホーツク文化

 

野村崇/宇田川洋編

 

2003年7月10日

 

本州以西で弥生文化が栄える頃、北海道では続縄文文化が花開いた。本書は続縄文文化と5世紀から13世紀にかけてオホーツク海沿岸で栄えたオホーツク文化について多数の出土遺物の写真(カラー含む)とともに解説した本

 

 

 

考古学リーダー1 弥生時代のヒトの移動 〜相模湾から考える〜

 

西相模考古学研究会編

 

2002年12月25日

 

2001年11月に行われたシンポジウム「弥生時代のヒトの移動 〜相模湾から考える〜」をまとめた本。弥生時代後半の関東地方には東海地方の土器が数多く流入しているがそれはなぜか?

 

 

 

日本人の起源 古人骨からルーツを探る

 

中橋孝博著

 

2005年1月10日

 

日本人のルーツについて古代人の骨を資料にして導き出そうとする本。人類が日本に登場した旧石器時代から、縄文時代、そして「倭国大乱」の弥生時代までを追う。アイヌと琉球人についても触れられている

 

 

 

方形周溝墓研究の今

 

椙山林繼/山岸良二編

 

2005年11月20日

 

1964年、東京都八王子市でのちに「方形周溝墓」と呼ばれる遺構が初めて発見され、それから40年経ちその記念シンポジウムが開かれた。本書はそのシンポジウムをまとめた本。方形周溝墓の最新研究を伝える

 

 

 

邪馬台国論争

 

佐伯有清著

 

2006年1月20日

 

内藤湖南を中心に今世紀の邪馬台国論争を簡潔にまとめた本。とくに20世紀前半に詳しい

 

 

 

弥生時代の戦い 戦いの実態と権力機構の生成

 

橋口達也著

 

2007年1月20日

 

出土される殺傷人骨や武器、環濠集落などを資料にして考古学から弥生時代の戦いを復元した本。戦争は弥生時代から始まったとされるが、本書は弥生時代の戦争の様相をするどく分析する

 

 

 

日本古代国家の形成

 

小林敏男著

 

2007年8月10日

 

日本の古代史に関する論文集。弥生時代に関する論文は、邪馬台国と女王国とは別のものであったという論旨の「邪馬台国と女王国」と、その続編である「続・邪馬台国と女王国」の2編を収録

 

 

 

日本の歴史一 列島創世記

 

松木武彦著

 

2007年11月14日

 

旧石器時代から古墳時代まで考古学の成果で組み立てた通史。邪馬台国論争とは無関係な著述で、したがって邪馬台国に関してはコラムで述べられているだけである。弥生時代後期の列島各地の酋長について言及

 

 

 

日本人になった祖先たち DNAから解明するその多元的構造

 

篠田謙一著

 

2007年2月25日

 

分子遺伝学の立場からミトコンドリアDNAを調べ、アフリカを旅だった人類がどのような道をたどって日本に到達したのかを述べ、縄文人と弥生人について言及する。ミトコンドリアDNAの調査なので母系の先祖について明らかにされる。また、アイヌや沖縄人の成立過程についても述べる

 

 

 

DNAでたどる日本人10万年の旅 多様なヒト・言語・文化はどこから来たのか?

 

崎谷満著

 

2008年1月20日

 

Y染色体によるDNA多型分析をもとに日本人のルーツを追う。Y染色体は父系を追うことができ、ミトコンドリアDNAの研究と補完しあう立場にある。本書を読むと日本列島には世界でも珍しいほどに多様なルーツを持った人びとが集まっていることが分かり、それが日本の面白いところであることに気付くであろう。アイヌや琉球民族についても述べる

 

 

 

日本の歴史02 王権誕生(講談社学術文庫版)

 

寺沢薫著

 

2008年12月10日

 

弥生時代について詳説した本だが、本の半分以上を倭人や倭国について割いており、邪馬台国の時代やその少し前の時代の日本列島内(西日本)のクニの様相を知ることができる

 

 

 

アマテラスの誕生 古代王権の源流を探る

 

溝口睦子

 

2009年1月20日

 

国家神が「タカミムスヒ」から「アマテラス」に変わったのはなぜか?記紀に記された日本神話の源流は弥生時代にあるという。著者の話をもっと詳しく聞いてみたい

 

 

 

魏志倭人伝の考古学 邪馬台国への道

 

西谷正著

 

2009年4月30日

 

帯方郡から邪馬台国までの各国の遺跡を順に解説。邪馬台国は九州・大和両説を紹介

 

 

 

「邪馬台国=畿内説」「箸墓=卑弥呼の墓説」の虚妄を衝く!

 

安本美典著

 

2009年9月24日

 

邪馬台国畿内説に対しての痛烈な批判。近年、箸墓古墳は3世紀半ばの築造とされているが、著者によるとそれは科学を装ったねつ造であるという

 

 

 

史跡で読む日本の歴史1 列島文化のはじまり

 

玉田芳英編

 

2009年11月10日

 

日本各地の史跡を話の軸にして、旧石器時代から弥生時代までの歴史を解説する。遺跡から見えてくる日本の姿とは?

 

 

 

幻の王国・狗奴国を旅する 卑弥呼に抗った謎の国へ

 

赤塚次郎著

 

2009年12月22日

 

狗奴国伊勢湾岸説を唱える著者が狗奴国をめぐる旅に読者をいざなう。狗奴国は本当に東海にあったのか?

 

 

 

邪馬台国と狗奴国と鉄

 

菊池秀夫著

 

2010年2月20日

 

女王国連合のライバル・狗奴国について邪馬台国九州説に則り述べた本。邪馬台国九州説の心強い援軍になろう

 

 

 

日本人ルーツの謎を解く 縄文人は日本人と韓国人の祖先だった!

 

長浜浩明著

 

2010年5月27日

 

稲作を始めとする古代文化を朝鮮半島と比較し、日本の古代文化は朝鮮半島よりも進んでいたことを明らかにする。著者によると、日本の縄文人が朝鮮半島に渡り韓国人の祖先になったという。非常に刺激的な一冊だが著者の言うことを鵜呑みにせず自分なりによく調査してみよう

 

 

 

倭人伝を読みなおす

 

森浩一著

 

2010年8月10日

 

考古学界の重鎮である著者が長年の邪馬台国研究の結果到達した考えを披歴。九州論者・大和論者両者ともぜひ読んでおきたい本

 

 

 

シリーズ日本古代史@ 農耕社会の成立

 

石川日出志著

 

2010年10月20日

 

岩波新書の古代史シリーズ。旧石器時代から縄文時代、弥生時代、邪馬台国の誕生までを考古学の見地から述べた本。一冊で同時代の流れを理解したい場合には便利だろう

 

 

 

激変!日本古代史 卑弥呼から平城京まで

 

足立倫行著

 

2010年10月30日

 

古代史に興味を抱いたノンフィクション作家の著者が、自身の抱いた素朴な疑問を解くべく日本各地を巡って古代史の研究者たちにインタビューを重ねてまとめた本。前半は魏志倭人伝について

 

 

 

シリーズ日本古代史A ヤマト王権

 

吉村武彦著

 

2010年11月19日

 

邪馬台国に関してはシリーズ@と重複するがこちらは考古学ではなく文献をもとに解説。謎の4世紀、倭の五王、継体天皇、蘇我氏と記述は続く

 

 

 

邪馬台国と「鉄の道」 日本の原形を探究する

 

小路田泰直著

 

2011年4月21日

 

近代史研究家の著者が「鉄」をキーにして邪馬台国を論考する。神武東征にも触れ、後半は古事記や頼朝について自説を展開

 

 

 

アフリカで誕生した人類が日本人になるまで

 

溝口優司著

 

2011年5月25日

 

人類の誕生から、人類が日本にやってきて現代に至るまでの進化を解説した本。類書の『人類進化の700万年 書き換えられる「ヒトの起源」』や『ヒトの進化七〇〇万年史』よりも優しく書かれており、またページ数も少ないので、手軽に読みたい方にはおすすめ

 

 

 

研究最前線 邪馬台国 いま、何が、どこまで言えるのか

 

石野博信/高島忠平/西谷正/吉村武彦編

 

2011年6月25日

 

2010年7月に行われたシンポジウム「いま、なぜ邪馬台国か?」の講演録を中心に最新の邪馬台国研究をまとめた本。邪馬台国研究の現状を抑えておくために必読の書

 

 

 

列島の考古学 弥生時代

 

武末純一/森岡秀人/設楽博巳著

 

2011年7月30日

 

弥生時代の重要テーマに関してカラー写真を多用してビジュアルに解説した本。邪馬台国に関しては触れられていない

 

 

 

邪馬台国時代の阿波・讃岐・播磨と大和

 

二上山博物館編

 

2011年8月20日

 

2006年10月に行われたシンポジウム「邪馬台国時代の阿波・讃岐・播磨と大和」を編集・加筆した本。邪馬台国時代の瀬戸内海東部の様相を古墳や土器などの考古学的見地から解明する

 

 

 

古代国家はいつ成立したか

 

都出比呂志著

 

2011年8月19日

 

日本において国家というものはいつ誕生したのか?それは弥生時代か?邪馬台国時代か?それとも古墳時代か?めくるめく古代国家成立論が展開する

 

 

 

邪馬台国時代の丹波・丹後・但馬と大和

 

二上山博物館編

 

2011年10月25日

 

2007年7月に行われたシンポジウム「邪馬台国時代の丹波・丹後・但馬と大和」を編集・加筆した本。巨大な初期古墳が存在する該地にはもっと注目するべきだろう

 

 

 

邪馬台国をとらえなおす

 

大塚初重著

 

2012年4月20日

 

東京出身の最長老の考古学者である著者が、邪馬台国研究についての知見を結集した本。若い研究者へ向けたメッセージ性の高い本に仕上がっている

 

 

 

魏志倭人伝の謎を解く 三国志から見る邪馬台国

 

渡邉義浩著

 

2012年5月25日

 

中国の三国時代の研究が専門の著者が魏志倭人伝の本当の読み方について解説。本書を読み魏志倭人伝の真実の姿を知らなければ邪馬台国研究はできないと言っても過言ではないほどの必読の書

 

 

 

邪馬台国時代の東海と近畿

 

二上山博物館編

 

2012年9月1日

 

2010年7月のシンポジウム「邪馬台国時代の東海と近畿」を編集・加筆した本。土器や古墳といった考古学から邪馬台国時代の東海と近畿の関係を探る

 

 

 

倭人伝、古事記の正体 卑弥呼と古代王権のルーツ

 

足立倫行著

 

2012年11月30日

 

著者が古代史の舞台である各地を巡り、遺跡を見、地元の教育委員会の担当者などにインタビューをし、それをまとめた作品。第一部は魏志倭人伝について

 

 

 

出雲と大和 古代国家の原像をたずねて

 

村井康彦著

 

2013年1月22日

 

老練な古代・中世史家の著者が、邪馬台国を作ったのは出雲の人びとではないか?という仮説をもとに古代出雲と大和を探り、日本国家成立に関わる謎に挑む

 

出雲と大和――古代国家の原像をたずねて (岩波新書

 

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